大泉育苗組合 水稲種子の温湯消毒始まる

読了までの目安時間:約 1分

 

鶴岡市寺田にある大泉育苗組合の施設で水稲種子の温湯消毒作業が始まった。生産者59人分(約15㌧)の種子を処理する。

3月3日から作業が始まり、作業員4人がローテーションして日量約1㌧を処理。「つや姫」、「はえぬき」、「つくばSD1号」などの種子を品種ごとに色分けされた袋に入れ、60度の温水に浸して消毒を行い、生産者へ届けている。温湯消毒を行うことで「ばか苗病」などの病害の発生を防ぐ効果や、農薬を使用するよりもコストがかからないメリットもある。

同組合では農薬成分を減らした安全安心な米の生産、販売に向けて2012年から温湯消毒に取り組んでいる。大泉地区にある大泉カントリーエレベーターに搬入する米「つや姫」は、全量温湯消毒を行っている。

同作業は今月18日頃まで行う予定だ。

温水から種子を持ち上げる作業員

 

 

topics

この記事に関連する記事一覧