「田川焼畑赤かぶ」伝統の山焼き
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JA鶴岡田川焼畑赤かぶ専門班は8月22日、班員13人が参加して田川地区の杉伐採地で恒例の山焼きを約85㌃行った。
山焼きは同地区特産の赤カブ「田川焼畑赤かぶ」生産にかかせない伝統的自然農法。土壌改良や防除効果がある焼畑農法にこだわり毎年8月の炎天下に行われる。
杉枝の天地返し、下草刈り、延焼防止などの事前作業を終えた山の斜面上側から火をつけて焼く。炎熱の中、急な傾斜で燃え広がりを調整しながらの過酷な作業だ。杉の葉と枝の灰が肥料となり、山肌に元肥を散布して播種する。
特産「田川焼畑赤かぶ」は10月上旬に収穫を迎え、パリッとした食感で辛味があるのが特徴だ。主に地元の漬物業者へ出荷され、出荷数量は約5.5㌧を見込む。
長谷川則子班長は「毎年、大変な作業を経て生まれる「田川焼畑赤かぶ」は格別なものだと思っている。多くの方に食べていただきたい」と話した。