生産組合長会が第45回通常総会を開く
鶴岡地域農村集落代表者会議・鶴岡市農業協同組合生産組合長会は、4月13日にJA鶴岡農業振興センターで第45回通常総会を開き、関係役職員を含め約60人が参加した。
総会では、2016年度の総括、17年度の事業計画等4議案が承認された。
16年産米は、登熟条件にも恵まれ作況指数は103、品質面でも1等米比率は99.4%と高く、タンパク含有率は低く良食味米であった事や、生産調整では政府が設定した自主的取組参考数値(深堀り)を実施したことが報告された。
17年度は、18年に米政策が大幅に見直される状況の中、諸課題を共有しながら、JA及び行政と連携し農業振興、各種事業に取り組んでいく。
また、役員改選が行われ新会長に野村仁さん(大山)、新副会長に吉住勝さん(大泉)が選出され、15名の役員による新体制がスタートした。
湯田川催芽場で芽出し作業はじまる
湯田川温泉の廃湯を利用して種籾を発芽させる、伝統の「芽出し作業」がJA鶴岡湯田川キャッシュサービス脇の催芽場で4月1日から開始された。
観光地としても有名な湯田川温泉の廃湯を利用した芽出し作業は、江戸時代後期の1848年に湯田川村の大井多右衛門が始めたとされ、同地区の由豆佐賣(ゆずさめ)神社には功績をたたえる石碑が残されている。
湯田川催芽場には庄内一円をはじめ、隣の新潟県などから8㌔ずつ袋に入れられた種籾、約230㌧が持ち込まれる。種籾が入れられた袋は、連日午前5時と午前8時、午後1時の3回に分けて30~32℃のお湯に12時間ほど浸した後、水槽に渡した枕木の上で半日ほど蒸すことによって発芽が促進され、発芽が均一になり苗作りが楽になるなどのメリットがある。作業は今月いっぱい続けられ、10日~15日がピーク。
作業の開始に先立ち、3月31日には催芽作業の安全を祈願する安全祈願祭を催芽場ならびに同地区にある由豆佐賣(ゆずさめ)神社で行った。
種籾が入った袋をお湯に浸していく作業員たち
五穀豊穣と催芽作業の安全を祈願
市民向け広報誌「ぱさらん」(NO.21)を発行しました
市民向け広報誌「ぱさらん」(NO.21)を発行しました。
テーマは鶴岡で栽培する「花」です。
【主な内容】
・JA鶴岡花き振興部会 アルストロメリア専門部会長 阿部秀和さん(下川)の花き栽培への思い
・若手農業者の取り組み 阿部拓磨さん(下川)
・JA鶴岡で栽培されている花
誌面は下記リンクからご覧いただけます。
https://ja-tsuruoka.or.jp/kesaran/
女性大学「きらめきカレッジ」 第3期生の募集について
仕事や家事・育児などの日々に追われ、「自分磨きをしていないなぁ…」という方
「何か学びたいけど、何から始めたらいいのかわからない」という方
「楽しいことをしたい!」「素敵な仲間が欲しい!」という方、
JA鶴岡の女性大学「きらめきカレッジ」に入学しませんか?
・入学条件 JA鶴岡管内在住の20代~40代の女性
・在学期間 平成29年5月~平成31年2月(2年間全10回開催)
・主 会 場 鶴岡市農村センター(住所:鶴岡市矢馳字上矢馳258)
・受 講 料 各年次2,500円
※その他、実費を頂戴する場合がございます。
※欠席した場合も返金は致しかねますのでご了承ください。
・募集人数 先着20人
・募集期限 平成29年4月14日(金)
詳細についてはチラシをご覧ください。
※開催時期・内容は都合により変更となる場合がございます。
=お申し込み=
JA鶴岡総合企画課(TEL:33-8179 担当:佐藤)へお電話ください。
チラシ(裏)
不動産管理組合が40周年記念事業を開催
JA鶴岡不動産管理組合(佐藤與藏組合長)は3月22日、設立から40年となる節目の年を記念して、「40周年記念事業」を市内のグランドエル・サンを会場に開き、組合員や役職員など57人が参加した。
JA鶴岡不動産管理組合は、昭和52年3月に鶴岡支所貸家組合として設立以来、不動産経営を円滑に営むため、互いに学習し共通の問題解決を図っていくことを目的として活動を続けてきた。
YBCラジオの「ミュージックブランチ」などを担当する山形放送アナウンサーの松下香織さんを講師に迎えた記念講演では、「ラジオ・テレビのうらばなし」と題して、松下さん自身の体験や失敗談を交えながら円滑なコミュニケーションを取るポイントをお聴きした。ポイントの1つは声。松下さんは「声を鍛えるためには、良い声を普段から作っておくことが必要」と話し、良い声を出すには口角をあげて話す“笑顔の声”(松下さん命名)が相手が聞きやすく、また印象も良いと語った。
参加者たちは、聞き取りやすい松下さんのお話に時折うなずきながら、また番組制作の裏側で起こった面白エピソードの数々に終始笑顔で耳を傾けていた。
記念講演に先立って行われた「第40回通常総会」では役員の改選が行われ、新たに6代目組合長に佐藤八郎さんが就任した。
記念講演の様子
「けさらん愛、愛サービス」がクリーンボランティア活動
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は、3月25日の早朝に、クリーンボランティア活動としてゴミ拾いを鶴岡市のJA鶴岡すまいるプラザ、げんき館デイサービスセンター、ショートステイ愛あい館周辺の3箇所で行った。
当日は寒さも残る中で「けさらん愛、愛サービス」の協力会員と、JA職員ら約40人が各担当地域に集まり、道路などに落ちているタバコの吸い殻やペットボトル空き缶などを拾い多くのゴミが集まった。
この取り組みは、鶴岡の景観を美しくしようと毎年実施している。
けさらん愛、愛サービスは、地域の高齢者福祉を目的に平成10年に設立された助け合い組織で、会員数は44人。組合員家族を対象にしたミニデイサービスや、手作り弁当の配食サービスの協力などを行っている。
女性部第46回通常総会を開催
JA鶴岡女性部は3月21日、第46回通常総会を大泉支所で開き、部員・関係役職員58人が出席した。
小林絹井女性部長は「昨年度は今までの活動の積み重ねが「やまがた健康づくり大賞」の受賞に繋がり、大変な活動が多いほど部員が結束し、楽しさも増え、活動の輪が広がっていくことを実感した。29年度も地域に根差した存在感ある楽しい女性部を目指そう」と呼び掛けた。
28年度は軽スポーツ大会の開催や、栄養バランスが取れた弁当の創作を通じた健康的な食事の啓発など、部員の健康づくり支援が評価され、県から「やまがた健康づくり大賞」を受賞したことを報告。
29年度は地産地消運動や食農教育活動、新たに地域伝統食の伝承を目的とした、高校生対象の伝統料理講習会に取り組むことを確認した。
総会に先立ち、前本部役員6人の功績をたたえる感謝状の贈呈も行われた。上程された議案は原案通り承認され、部員たちは来年度の事業に向けて気持ちを新たにしていた。
JA鶴岡女性部は、昭和47年に設立され、会員数は597人。設立以来、阪神淡路大震災や中越地震、東日本大震災の支援、設立した助け合い組織「けさらん愛・愛サービス」での福祉施設ボランティアなどを行ってきた。現在は地産地消運動として、つるおか大産業まつりでの大鍋を使った豚汁の販売や、軽スポーツ大会の開催、組合員も対象とした女性フェスティバルでの5食の食材を使った弁当の提供などを行っている。
JA女性組織綱領を唱和する部員
前本部役員へ感謝状が贈呈された
生産資材課 農業法人等との意見交換会を開催
JA鶴岡生産資材課は、3月14・15日に管内の農業法人との意見交換会を当JAの大泉・西郷支所2会場で開きJA役職員と法人代表者約30名が参加した。
当JAでは、JAグループの経済事業改革に先んじて2014年より農業法人等との意見交換会を開催している。
同会では、2016年度の生産資材への各種助成状況や全農も含め競争入札を行い価格低減に向けた取り組みを行っていることが説明された。
より価格を下げる為にも、参加者に予約数量の積み上げの重要性を説明し協力をお願いした。
また、来年度からの重点実施事項を報告。さらに仕入れ原価の低減を進める事や安価なジェネリック農薬の拡充、大型規格除草剤の提供などを計画していることを報告した。
参加者からは、水稲肥料への改善要望、大口利用者への還元方法、ジェネリック農薬の適用範囲・時期など多くの質問や要望が出された。
この意見交換会は、毎年実施している担い手戸別訪問とは別に生産資材価格の低減と事業運営に役立てる為に毎年開催し、生産資材価格の低減に向け取り組んできた。
第4回 若手農業者研修会を開催
JA鶴岡は、今年度4回目となる「若手農業者研修会」を3月14日にJA鶴岡本所で開き、管内の若手農業者と役職員16人が参加した。
今回は、当JAの米穀畜産課営農指導係菅原隼希より、「平成30年以降を見据えたJA鶴岡産米の生産・販売戦略について」と題した講演を行った。
講演の中で今後業務用米の需要が増える傾向にあることから業務用米と家庭用米のニーズを見極めた品種導入や販売戦略の一つとして住友化学と提携し「つくばSD1号」が全量買い取りされる生産受託方式を説明した。
「世の中では脱コメ・園芸振興という言葉が飛び交っているが、JA鶴岡はコメでも戦う。売れる米、それが皆さんの生産する鶴岡産米だ。米は園芸に負けていない、鶴岡産米は全国トップクラスと確信している。2018年から仕掛けては遅い。今年から売れる米づくりを」と伝えた。
生産だけでなく販売状況も知ることで売れる米づくり指導ができると考えている事や、積極的にスーパーでの販促キャンペーンに参加していることなども伝えられ、参加者は熱心に聞き入っていた。
この研修会は、今後の地域農業を担う若手農業者を対象に「生産・販売・経営」に関する研修会を開きJAへの理解と参画を推進し、参加者同士の親睦や連携を図ることを目的とし今年度は、現地研修、庄内の稲作についての研修、組合長との意見交換会を開いた。
熱心に聞き入る参加者
けさらん愛、愛サービス 研修会と総会を開催
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は3月14日、研修会と総会を東京第一ホテル鶴岡で開き、会員や関係役職員31人が参加した。
研修会では、新潟市支え合いのしくみづくりアドバイザーの河田珪子氏が「ずっとここで暮らし続けたい~支え合いのしくみづくりの実践から~」と題して講演。
河田氏は新潟市と協力して週2回、地域住民の集いの場「実家の茶の間」の運営に携わりながら、地域の福祉の質の向上のために人材育成や研修、講演活動を行っている。
自身が家族を介護した経験から、介護される側の人生を考えて介護しつつ、自分の人生を大事にするシステムを作りたいと考え、生活支援や介護予防の拠点となる高齢者の居場所作りを行っていることを紹介。「実家の茶の間」では、あの人は誰?と聞かない、初めて入って来た人には、よう来たね!と声をかける、いない人の話はしない、などのルールを作り、誰でも参加しやすい雰囲気作りが大切だと述べた。河田氏は「介護は人ごとではなく、皆でできることや助け合うことを考え、助け合いの仕組みづくりを広げていってほしい」と訴えた。参加者は、介護について様々な質問をし、熱心に学習していた。
講演後には健康教室が行われ、皆でオクラホマミキサーとマイムマイムを踊ってリフレッシュ。
引き続き行われた第19回総会では、28年度は、福祉施設でのボランティアやミニデイサービス、配食サービスなどに取り組んだことを報告。29年度は、JAと助けあいの会が一体となって高齢者が元気で安心して暮らせる地域づくりを進める取り組みを行い、新たに市の介護予防・日常生活支援総合事業を検討していくことが承認された。
髙橋信子会長は「講演を聞いて、地域のために私たちにもできることを模索しながら活動していきたい。引き続き会員の皆さんの協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
けさらん愛、愛サービスは、地域の高齢者福祉を目的に平成10年に設立された助け合い組織で、会員数は44人。組合員家族を対象にしたミニデイサービスや、手作り弁当の配食サービスの協力などを行っている。
河田氏による支え合いの仕組みづくりの講演
フォークダンスでリフレッシュ