女性部第45回通常総会を開催
JA鶴岡女性部は3月22日、第45回通常総会を大泉支所で開き、部員・関係役職員62人が参加しました。
27年度の事業報告では、JA鶴岡農業まつりへの参加や女性フェスティバル、楽しい料理講習会などの取組みが総括されました。28年度は、地産地消運動や食農教育、地域伝統食の伝承などに取り組む方針が確認されました。
また、平成28年度「咲き誇れ!JA女性組織活動“わたしの一歩”」発表会で発表するフレッシュ部員の佐藤いづみさん(西郷支部)が、「イキイキとした未来のために一歩踏み出して」をテーマに発表。家族で営む農業の苦労ややりがい、女性部活動における世代を超えた交流や仲間づくりの大切さなどを話し、会場より大きな拍手が贈られていました。
また役員改選では、会長に小林絹井さん(再任)、副会長に渡部優子さん(再任)と、上林明美さん(新任)が選出され、新たな3役体制となりました。
小林絹井部長は「部員の元気を活力に、新年度も頑張っていきましょう」とあいさつしました。
JA女性の歌の斉唱やJA女性組織綱領および5原則が唱和され、部員たちは来年度の事業に向けて気持ちを新たにしていました。
新年度に向け抱負を語る新役員。
発表する佐藤いづみさん。
地元農業の活性化をテーマに学習『第4回若手農業者研修会』
今年度第4回目となる若手農業者研修会を3月17日、JA本所ホールを会場に開催し、管内の若手農業者15人が参加しました。『ミラノ万博の成功と鶴岡農業の発展に向けて』をテーマにした学習では、鶴岡市農政課の安達文和さんが講師を担当し、昨年イタリアで開催されたミラノ万博での現地の様子やだだちゃ豆の高評価などを報告した上で「鶴岡は今後ますます食分野で注目される都市。農業を楽しみ、鶴岡の若手農家が元気だということを見せつけましょう。それが鶴岡農業の発展につながっていく」と話していました。
続いての『くしびきこしゃってプロジェクトの活動について』の学習では、同プロジェクト代表を務める佐藤利幸さんが講演。農業以外にもさまざまな分野で活動する地元の若者によって組織された「くしびきこしゃってプロジェクト」による、地域を活性化するためのユニークで多彩な企画が紹介された。佐藤さんは「地域を元気にするには、美味しい食べ物、大きい人の輪が必要。ぜひ皆さんにも力を貸してほしい」と参加者に呼びかけていました。
講演終了後には数グループに分かれ、若手農業者同士で学びたいことや地元農業を盛り上げる方策などが話し合われ、参加者は「JAのイベントで物販をしたらどうか」「スマートアグリに関する情報を得たい」などの意見が出されていました。JAではこれらの意見もふまえ、次年度も継続して研修会を複数回実施する予定です。
研修会の様子。
第27回花き振興部会通常総会を開催
花き振興部会は2月29日、第27回総会を東京第一ホテル鶴岡で開き、部会員や関係者ら70人が出席しました。
佐藤克久部会長はあいさつで「今年度新たに取り組んだトルコギキョウ、冬期球根品目などの2日前販売は評価できるものだった。その半面、集荷対応が繁忙などの課題も見つかった」と今年度を総括、さらに「新規や世代交代した会員が多く見られる。講習会などで全体的なレベルの底上げを図っていきたい」と話しました。
2日前販売では、情報が早く入ることで事前のオーダーに対応できるなどの成果が確認できました。
市場からは、「鶴岡産花きは長期間出荷ができて消費者ニーズに対応できている。品質面も高い」などの評価が報告されました。
27年産花き全体の概況は、好天候や高単価などの要因から販売額が前年対比102%の5億5千万円となりました。
28年度は販売額5億8千万円を目標とし、ロスをなくした安定出荷や講習会などによる栽培技術の向上、2日前販売の全品目実施、新規生産者拡大に向けた活動、女性部会員の支援などに取り組む計画が承認されました。
また研修では「2日前販売の成果と課題」をテーマに、株式会社フラワーオークションジャパン常務取締役の佐無田仁氏より2日前販売の総括の講演を、「健全な土壌には健全な花が咲きます」をテーマに、デンカ株式会社技術顧問の杉田氏より土壌病害対策の講演を行っていただき、研鑽を深めました。
市場動向と2日前出荷のポイントを学ぶ
28年度の役員があいさつ
伝統をつなぐ「あじプチ自慢大会」を開催
当JA女性部上郷支部は2月27日、「第7回あじプチ自慢大会」を三瀬コミュニティーセンターで開き、女性部会員や市民など42名が参加しました。
この行事は、参加者が伝統料理や家庭の味を持ち寄り、「ちょっとした自慢」をしながら食することで、地元の食文化や食材の良さの再確認や、先人の知恵を学んで交流を深めることが目的です。
講話では、鶴岡市本町「ケトルワン」の三井博子氏より「家庭で落とす食品添加物と農薬」と題したお話をいただき、食品添加物の怖さや食材を湯通しして添加物を除去する方法などを学びました。
さらに、料理の出品者から作り方のポイントなどを聞きながら、孟宗のしょうが炒めや青菜の煮びたし、長芋きなこ団子など、25品の家庭料理をバイキング形式で試食しました。
参加者からは「高齢のため普段あまり料理を作らなくなったが、出品のために何回も試作して勉強になったし、幅広い料理を美味しく食べることができ、参加して良かった」と楽しそうに話しました。
三井博子氏の講話。
家庭料理で楽しく会食。
JA鶴岡女性大学「第5回きらめきカレッジ」手作り茶碗でお茶を楽しむ
当JAの女性大学「きらめきカレッジ」第5回目が2月25日農村センターで開かれ、「和の心 お茶を楽しむひととき」をテーマに、茶道のたしなみについて学びました。
講師である当JAの五十嵐千代美理事からは、長芋ときな粉を使ったお菓子の作り方や、お菓子とお茶のいただき方、お茶の点て方について教わり、参加者全員に薄茶を点てていただきました。その後、第2回講座で作成した抹茶茶碗を使い、各自がお茶を点て、茶道に親しみました。
参加者は「茶道は敷居が高いというイメージだったが、講師の立居振舞や、お茶の美味しさにふれ、とても良い経験になった。」と、茶道への関心を寄せられました。
また、恒例の「JAの時間」では、当JAの福祉事業について、平成10年から開始した福祉事業の紹介や現状の課題について報告し、JA福祉事業への理解を深めました。
茶道のたしなみを学ぶ。
おいしいお菓子が完成。
ミニトマト・さやいんげん研修会を開催
当JAは2月24日、新規作付予定者を対象としたミニトマト・さやいんげん研修会を農業振興センターで開き、生産者50人が参加しました。
研修では、JA指導員がミニトマトやさやいんげんの栽培方法をはじめ、当JAによる新規取組への補助支援の内容などを説明。
参加者からは「連作障害はあるのか?」「単価や資材費の目安は?」などといった質問が多く寄せられ、その場でJA指導員がアドバイスを行いました。
研修会は新規生産を目指す人をはじめ、現在作付をしている方にとっても活発な意見交換の場となりました。
当JA管内のミニトマトは生産者149人で栽培面積15.4ha、さやいんげんは生産者90人で栽培面積6.3haです。
今後もJAでは、新規作付者に対する研修会を通し、情報提供を行っていきます。
熱心に研修を受ける参加者
【JAげんき部会】落語を通して交通安全学ぶ
当JAげんき部会は2月23日、湯野浜温泉満光園にてJA鶴岡交通安全教室を開き、落語家の林家久蔵さんによる交通安全落語などを会員24人が楽しみました。
林家さんは、林家一門らしいパワフルで明るい落語で会場を笑わせ、交通安全のポイントや笑点でおなじみの林家木久扇師匠のエピソードなどを面白おかしく話しました。
他にも、座ったままでできる「交通安全レインボー体操」や反射神経測定マシン「にぎるくん」を使った反射神経測定の実演など、手軽にできる交通安全への取り組みを学ぶことができた教室となりました。
林家久蔵さんの楽しい落語
「にぎるくん」で反射神経を測定
高齢者世帯に「手作りお弁当」をお届けしました
JA鶴岡助けあいの会「けさらん愛、愛サービス」は、高齢者世帯を訪問して手作りのお弁当を届ける配食サービスを2月17日に行いました。
この日は会員や協力者が朝早くからお弁当作りに取り組み、管内に住む197人に配達しました。
木村佐栄子会長は、下小中の菅原たみえさん宅に配達。受け取った菅原さんは「このサービスを毎年利用している。一人暮らしなのでとても助かりうれしい。見た目もおいしそうで栄養も満点」と感謝を寄せていた。
木村会長は「このサービスを毎年心待ちにしている人がいる。それを励みにこれからも美味しいお弁当を届けたい」と話しました。
お弁当のメニューは、JA健康寿命100歳宣言でうたわれている「おいしく減塩で乳和食、5色の地元産食材を使ってバランスの取れた食事」に基づいたものです。
この取り組みは、70歳以上の1人~3人で生活する組合員世帯に、栄養バランスの良い食事を届けて健康づくりへの貢献を図る目的で毎年行われており、今年で18回目です。
早朝からお弁当づくりに取り組みました。
会員によって手作り弁当が手渡されました。(下小中 菅原さん宅)
田川地区で奥田シェフが講演会 地元食材の料理も披露
当JAは2月9日、田川地区自治振興会と共催で「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフ奥田政行氏の講演会を田川地区コミセンで開き、地区住民ら70人が参加しました。
奥田シェフは「田川地区の在来作物の活かし方と地域活性化」をテーマに、田川地区および鶴岡の在来作物が持つ可能性などを講演しました。
アル・ケッチァーノを立ち上げた経緯や自身のこれまでの歩みなどを話したほか、「田川かぶは温海かぶに比べ、洋食にあう特徴がある。田川地区の在来野菜は食の都庄内を広めていくために必要不可欠。農林水産をつなげられるのが飲食業なので、これから一緒に地元鶴岡を盛り上げていきましょう」と参加者に訴えました。
また講演前には、田川地区の在来野菜などをふんだんに使用した地産地消料理「田川焼畑赤かぶの寿司」「田川そばのクレープ」「むきそばと田川焼畑赤かぶとベーコンのスープ」がふるまわれ、参加者は地域の資源を活かして地域活性化させるためのヒントにしていました。
講演する奥田シェフ。
田川かぶを使った寿司(左)と、田川そばを使ったクレープ(右)
第5回あぐりセミナーを開催
当JAは2月4日、最終回となる第5回JA鶴岡あぐりセミナーを鶴岡市農村センターで開き、93人の受講生が参加しました。
講話では、株式会社渡會本店の渡會俊正氏より「”大山”に伝わる酒造りの歴史・日本酒の魅力」をテーマにお話をいただきました。
渡會氏は「酒のまち」「東北の灘」と言われた大山地区についての、酒造りの技や郷土史などを解説。現在は新酒・酒蔵まつりでも賑わう大山の魅力を教わりました。
また、「酒粕を使った漬け物づくり」をテーマにした実習では、JA櫛引農工連の遠藤正之参事の指導のもと、粕漬けづくりを行いました。
講演を頂いた渡會本店の酒粕を使用し、きゅうりと白うりの粕漬作りに挑戦。参加者どうしで協力し合う姿が多く見られ、「1か月後の完成が待ち遠しい」などといった声も聞かれました。
ほかにも、今年度最終回のセミナーということで閉講式が行われ、29人に皆勤賞の鉢花が授与されました。
あぐりセミナーは28年度も開催する予定ですので、興味のある方はぜひご参加をお待ちしております。
渡會俊正氏の講演。
粕漬け作りに挑戦。