「田川新そば祭り」香り高い打ち立ての新そばを堪能
田川地区産の「でわかおり」を使用した本格手打ちそばをPRする「田川新そば祭り」が、11月6日に田川コミュニティーセンターを会場に開催された。
会場に訪れた市民らは、「毎年このお祭りを楽しみにしています。今年も美味しいですね」と話すなど、打ちたての香り高い新そばを存分に堪能。さらに、きのこ汁の振る舞いも好評だった。
新そばの他にも、山菜、自然薯、赤かぶ漬け、そばアイス、各種加工品などが販売され、田川そばや特産物を買い求めて来場した多くの市民らで会場は賑わっていた。
この祭りで最も人気となっているのが、そば打ちの体験イベント。田川そば組合メンバーによる指導のもと、子どもからお年寄りまで多くの参加者が体験。4歳の渡部孝哉くんは「こねたり切ったりする作業は大変だったけど、美味しそうなそばができて楽しかった」と満足そうに感想を話してくれた。
この祭りは田川地区の生産者で組織されている「田川森のふるさと村」が、鶴岡市やJAと協力しながら、毎年この時期に開催しており、今年で8回目を迎える。
学問成就や家内安全に備えて「天神祈願米」の販売がスタート
JA鶴岡では、学問成就や家内安全に備えてもらおうと、11月3日より「天神祈願米」の販売をスタートした。
この米は、天神様と呼ばれ学問の神様として知られる菅原道真公を祀る鶴岡天満宮において、田植と収穫時の2度にわたってご祈祷頂いた「つや姫」の新米。
JA鶴岡管内で、これまで品質・食味に優れた実績をもつ少数の生産者が、春から丹精込めて栽培してきた。
天神祈願米の原料となったつや姫は、平成22年に本格デビューし、全国の販売店や消費者から高い評価を得た山形県のオリジナル品種。
昨年は猛暑に見舞われるなど水稲栽培にとっては厳しい環境となったが、22年産のつや姫は品種別一等米比率で日本一となる97・8パーセントを記録するなど、高品質・良食味が特徴となっている。
天神祈願米は、受験シーズンが終わる3月までの期間限定販売。
JA産直館の駅前店・白山店・のぞみ店の3店舗や、JA特販課によるインターネット販売などにおいて、「天神祈願米(つや姫)5キロ」として、1袋2@@800円で販売される。
遊休ハウスを活用したミニ白菜「娃々菜」がデビュー
遊休ハウスを有効活用できる品目として注目されている、ミニ白菜「娃々菜(わわさい)」の目揃会が、10月26日に北部集荷場で行われた。
現在、こうしたミニ野菜が徐々に人気を集めてきており、視覚的なかわいらしさに加え、手軽に調理できて食べ切れるという点が、核家族などを中心とした消費者に好まれている。
娃々菜は、苦味やえぐみが無く、芯まで柔らかく糖度も高いため、サラダをはじめ和食・洋食・中華など幅広く調理ができ、子供でも食べやすい食材として人気。
1個当たり約350gと手の平サイズであるため、女性や高齢の生産者の方でも収穫作業が楽であり、作業効率が良く、遊休ハウスの有効活用にもつながる。JA鶴岡では平成22年から試験栽培が開始され、今年度より本格的な作付をスタートした。
管内では60人が生産に取り組み、合計面積として約4500坪のハウスで作付されている。
今年産は糖度も高く品質は良好。京浜市場を中心に、10月~12月までの約3か月間に渡り出荷が続けられる。
女性部200人が「軽スポーツ大会」でスポーツの秋を楽しむ
第33回目となる女性部軽スポーツ大会が10月23日、小真木原総合体育館で開かれ、約200人の女性部員が参加した。
大会は、黄組(大泉地区)・青組(上郷・西郷地区)・赤組(南・大山地区)・白組(北地区)の4チームに分かれ、「仲良し5人組」「輪くぐり競争」などユニークな5種目で競われた。
「ボール送り競争」では、田澤繁参事も競技に参加し、会場からは大きな歓声が上がっていた。参加者は各種目でハッスルプレーを披露。熱闘の末、青組が優勝の栄冠に輝いた。
さらに、日本ウォーキング協会の公認指導員であるJA福祉課の松本新市さんが講師を務めて、ウォーキングの特別講習も行われた。
講習には今野毅組合長も参加し、健康・美容を維持するための正しい歩き方の他、ウォーミングアップ、クールダウンなどのレッスンを受けるなど、約1時間のウォーキング講習を楽しんだ。
参加者たちはスポーツの秋を満喫。日頃の運動不足を解消すると共に、心身をリフレッシュさせていた。
広報誌「けさらん」10月号を発行しました
JA鶴岡広報誌「けさらん」10月号(NO.490)を発行致しました。
今月号では、「上期集落座談会 ご意見・ご要望への回答集」などの特集記事を掲載しております。ぜひご覧下さい!
JAL『JAPANプロジェクト in JA鶴岡』お米の美味しさを全国にPR!
JAL(日本航空)とJA鶴岡の共同企画『JAPANプロジェクトin JA鶴岡』が、9月18日に開催された。
この企画は、JA全中の「みんなのよい食プロジェクト」の一環として、日本人にとって食の象徴である“お米”をテーマに、食の安心・安全・美味しさを全国各地へ伝えることを目的としている。
当日は、JALのCA(キャビンアテンダント)が、大山地区の圃場で稲刈りなどの作業を体験。大山CEの土田茂組合長、HFM組合(菱津)、JAグループ関係者など約30人が作業協力を行い、その様子がJALの広報活動用として撮影された。
秋晴れの中、手刈りによる杭掛け・コンバインによる刈取りなどの作業が行われた他、さらに「だだちゃ豆」や「アールスメロン」「ひとめぼれのおにぎり」「庄内風いも煮」などオール鶴岡産の農畜産物を、参加者全員で囲んで食べる昼食の様子なども撮影された。
この日の映像は、JAL機内でのスクリーン上映や、機内誌である「SKYWARD」12月号で紹介される。
「家の光文化講演会」地球にやさしい食を考える
家の光三誌(家の光、地上、ちゃぐりん)を購読している組合員を対象とした「家の光文化講演会」が9月29日、東京第一ホテル鶴岡『鶴の間』で開催され、管内から約90人が参加した。
今回は「食べ方で地球が変わる フードマイレージと食・農・環境」を演題に、NPO法人コミュニティスクール・まちデザイン理事長の近藤惠津子さんが講演。
フード・マイレージとは、「食料輸送距離」という意味であり、食料の輸送量と輸送距離を定量的に把握することを目的とした指標。 食料の輸送に伴い排出される二酸化炭素が、地球環境に与える負荷に着目したものであり、近藤さんは、「地産地消」こそ地球にやさしい食であると説明。
さらに「意志を持って生産し、意志を持って食を選ぶことで、地球にやさしい暮らしをしましょう」と参加者に呼びかけた。
西郷地区農用地の水害解消に向け、市に陳情書を提出
JA鶴岡と西郷地区砂丘畑保全組合は、夏の大雨の影響により水害を受けている西郷地区農用地の被害解消に向け、9月27日に鶴岡市に陳情書を提出した。
8月18日の集中豪雨の影響で、湯野浜・七窪地区を中心に農用地が冠水・浸水し、農業施設・農作物が大きな被害を受けた。
その後も水が引かず、冠水・浸水面積が増加傾向に有り、現状のままでは次年度の生産面積・農業生産額の減少のみならず、地域農業の衰退にもつながりかねない事態と危惧されている。
今回、市へ要望された内容は、①湯野浜・七窪地区農用地の応急的排水対策の実施、②酒田市境界農道への海岸線に抜ける排水路の整備、③国道112号線七窪地区側溝の本格的排水機能整備、④国有林への放水許可にかかる関係機関との調整、⑤湯野浜地区農道の無償譲渡の早期受け入れ、⑥周辺住居への危機管理を含め恒久的対策の早期着工支援、以上の6項目。
今野毅組合長から陳情書を受け取った榎本政規鶴岡市長は、「暫定的な応急措置と、恒久的対策の両面から対応する必要がある。県や国との連携も働きかけていきたい」と答えた。
「JA鶴岡カップ争奪中学校選抜野球大会」球児たちが熱戦を展開
米消費拡大運動の一環としてJAが毎年主催している、「JA鶴岡カップ争奪中学校選抜野球大会」が、9月23日・24日の二日間、鶴岡ドリームスタジアムを主会場に、各中学校で行われた。 この大会の開催は今年で19回目。今大会には市内の中学校を中心に、鶴岡地区から6校、田川地区から3校、酒田地区から5校、内陸の長井地区から1校、新潟県から1校の合計16チームが参加した。
開会式では、JAの田澤繁参事が始球式を務め、試合がプレイボール。
各チームの選手達は日頃の練習の成果を発揮し、ガッツ溢れる気迫のこもったプレーを披露。観客や応援団からは大きな歓声が上がり、球場は熱気に包まれた。
決勝戦は鶴岡ドリームスタジアムで行われ、酒田市立第三中学校と酒田市立第四中学校が対決。両チーム一歩も譲らぬ好ゲームの末、終盤に得点を重ねた酒田三中が5対1で勝利した。
優勝の栄冠に輝いた酒田三中には、表彰式で本間孝代表理事常務から優勝カップが手渡された他、さらに副賞として新米の「つや姫」20キロが贈られた。
「第3回あぐりカレッジ」ぶどう狩り&芋煮会で秋を満喫
第3回目となる「JA鶴岡あぐりカレッジ」が、9月21日に開校し、鶴岡市内から30人の親子らが参加した。
この取り組みは、地域の子育て世代の女性市民を対象に、地域の基幹産業である農業や、食料、さらに地産地消への理解を深めてもらおうと、JA生活課の主催で毎年開催されている。
イベント時における子育ての負担を軽減するため、託児サービス「コメットさん」の協力により、別会場に保育スタッフが派遣され、託児を行うサービスも参加者に喜ばれている。
今回は、『今が旬!ぶどう狩り&芋煮会!』をテーマに、鶴岡市西荒屋にある「ぶどう園さくま」で、ぶどう狩りを体験。
同園では20アールの巨大なハウスに、「高尾」「高墨」「安芸クイーン」「ロザリオ・ビアンコ」「スチューベン」など、多品種のぶどうが合計で3トン栽培されている。参加者達はもぎとり食べ放題のぶどうを、食べ比べなどもしながら大いに堪能。さらに、芋煮汁も振る舞われるなど、親子で秋の味覚を満喫していた。