平成30年産「雪若丸」生産者研修会を開く
JA鶴岡米穀畜産課は12月13日、鶴岡市の農業振興センターで2018年に本格デビューとなる新品種米「雪若丸」の生産者研修会を開いた。生産者約90人が参加した。
研修会では、庄内総合支庁農業技術普及課が県の栽培マニュアルより、品種特性や品質・収量、生産技術のほか、管内での試験栽培結果を伝え、農業生産工程管理(GAP)について説明した。
その後、同課米穀指導員より同JAでの取り組みや耕種基準を説明。山形県版GAPへの取り組みが必要なことや防除・施肥基準、遵守事項について他品種と比較しながら注意点を伝えた。また、各種書類を忘れずに提出するよう呼び掛けた。
参加者からは、GAPや生育について質問が出された。
参加した生産者は「今後GAPへの取り組みが他の作物でも必要となってくると思う。安全・安心な農作物を出荷できるように取り組みたい」と話す。
18年度は、生産者数110人、約100ヘクタールでの栽培を予定している。
指導員が説明し新品種米「雪若丸」について学ぶ生産者
女性部西郷支部 防災をテーマにした研修会
JA鶴岡女性部西郷支部は12月12日、防災をテーマにした研修会を鶴岡市西郷地区農林活性化センターで開き、女性部員12人が参加した。
始めに鶴岡市役所防災安全課の鈴木英昭主査が「近年の自然災害に学ぶ災害への対応と備え」として講演した。鶴岡市の地形を確認しながら、地震や津波が来た時の避難経路や、準備すると良い防災用品などについて学んだ。
その後JA職員を講師に、耐熱性ポリ袋を使った非常食作りに挑戦。ポリ袋の中に切った野菜や調味料を入れ、被災したことを想定してカセットコンロで調理。おかゆ、鶏肉の唐揚げ風、カレー風味の肉じゃがなど4品を作った。
参加者は「自分の住んでいるところに最適な避難経路を知ることができて良かった。ポリ袋で作る料理がこんなにおいしくできるとは思わなかった。今回学んだことを生かして、もし被災した時は自分たちが先頭に立って地域に役立ちたい」と話した。
災害時の対応方法について学んだ
ポリ袋で非常食を作る女性部員
小菊目揃会を開く
JA鶴岡キク専門部は12月11日、鶴岡市の北部集荷場で小菊の目揃会を開き、生産者、職員15人が参加した。
佐藤努専門部長がサンプルを見せながら輪数や色づきなど出荷時の注意点を説明。寒い日が続くことから開花が遅れ気味になりやすい事や品種によっても開花状況が違ってくることも伝えた。参加者はサンプルを見ながら出荷規格を確認した。
小菊は12月いっぱいの出荷が予定され、販売担当からは、より需要が増える12月20日頃の出荷について協力を呼び掛けた。
サンプルで出荷規格を説明する佐藤専門部長
刺し子に挑戦 女性部北支部虹の部会
JA鶴岡女性部北支部虹の部会は12月7日、JA鶴岡農業振興センターを会場に手芸講習会を開いた。部員10人が参加し、刺し子コースターを作った。
初めて刺し子に挑戦するという参加者もいる中、普段から繕い物をしているだけあって、すぐにコツをつかんでいた。
終始、歓談しながら楽しく制作し、花柄と金平糖柄の2枚のコースターを完成させた。
一針一針丁寧に縫い上げました。
完成した作品を手に、達成感が感じられます。
女性フェスティバルを開催
JA鶴岡女性部は12月3日、鶴岡市農村センターで「女性フェスティバル~美味しいつるおか菜発見~」を開き、女性部員・組合員・関係者約300人が参加した。
このイベントは部員と組合員を対象に、女性部の重点目標である「食と農を守る活動」の地産地消運動を軸とした女性部活動の集大成と、部員同士の交流を目的に毎年行っている。
小林絹井女性部長は「女性部の役員・部員が一体となり、地産地消にこだわった真心がたくさん詰まった弁当を作り上げることができた。今日は部員の日頃の活動の成果をご覧いただきながら仲良く交流してほしい」とあいさつ。
その後、大分県佐伯市役所地域振興部まちづくり推進課食育推進・市民協働係総括主幹の柴田真佑氏が講演を行った。「食べることは生きること~親から子へ…いのちのバトンタッチ~」と題し、栄養や健康増進のことだけが食育ではなく「心を育てていくことも大切」だと話した。
昼食には、女性部員手作りの『美味しいつるおか100歳弁当』が振る舞われ、鶴岡の食材を使った彩りが豊かで栄養バランスの良い料理に参加者は舌鼓を打っていた。
会場には部員が創作した絵画や手芸品、支部活動紹介パネルなどが展示され、バザー(収益は災害義援金と結核予防の募金に充当)、部員手作りの加工品の販売会、お楽しみ抽選会なども行われた。
笑いあり、涙ありの講演となりました。
日頃の練習の成果を披露。
美味しいつるおか100歳弁当
なめこ専門部発足45周年を祝う会を開く
JA鶴岡なめこ専門部は11月30日、発足45周年を祝う会を鶴岡市の游水亭いさごやで開き、生産者や職員21人が出席した。
なめこ専門部は1972年に設立し、現在は専門部員6人が活動している。なめこの空調施設をいち早く取り入れ年間を通じて安定的な供給を実現したとして、2010年には市の農業発展奨励賞を受賞した。主催者挨拶として、小南智専門部長は「45周年を迎えられたのも、専門部員や職員の方々の協力があってこそと感謝している。今後も健康に過ごし頑張っていこう」と述べた。祝賀会では大黒舞が披露された。45年の活動を紹介する、思い出の写真で制作した映像が上映され、これまでの活動を振り返った。
祝賀会に先立って行われた「中間検討会」では、株式会社キノックス営業部の佐藤正明次長を講師に「キノックス菌床講習」を開き、全国のナメコの出荷状況や今後使用する交配菌の特徴などを確認した。JA販売担当からは「夏場の販売は苦戦したが、需要期に皆さんより頑張っていただき、集荷量は昨年度を上回り、秋口以降は高単価で取引された。引き続き出荷をお願いしたい」と伝えられた。
大黒舞で45周年を祝った。
事前に行われた中間検討会では全国のナメコの出荷状況などについて確認した。
農政研修会で農業改革・収入保険について学ぶ
JA鶴岡農政対策推進協議会は28日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で農政研修会を開いた。96人が参加した。
講演では、ノンフィクション作家・評論家の関岡英之氏を講師に迎え、「農協改革と農業を取り巻く諸情勢」と題し農協改革に至った経緯や狙い、最新の動向などが伝えられた。
参加者からは、どういった提言から政策が決まっていくかなどの質問が出され、農政活動の重要性について学んだ。
研修では、「収入保険制度の内容について」山形県農業共済組合収入保険準備室渡邉利幸室長が制度の概要や掛金・支払額などを他の類似制度と比較しながら説明した。
「経営を考えながらリスクに備えてもらいたい」と呼び掛けた。
農協改革について講演する関岡英之氏
大山支所 組合員のつどいを開く
JA鶴岡大山支所は24日、鶴岡市の大山支所で組合員のつどいを開いた。約65人が参加した。
阿部昭裕参事が講師となり「農協改革JA鶴岡の今後の対応について」と題し、農協法改正の意味や政府の狙い、同JAの今後の対応について説明した。
自己改革の1つとして、中期経営計画と第11次地域農業振興運動計画を着実に実施し、JAブランド米の維持拡大と需要に応じた米生産、園芸品目の拡大、産直事業の強化などで、販売額の増大に取り組んでいる事を伝えた。
これからのJA運営は、組合員の理解と協力を得て変化に対応しなければ生き残れないと締めくくった。
講演後の交流会では、新品種である米「雪若丸」の試食も準備し参加者は味わいながら親睦を深めた。
阿部参事が説明し農協改革について学ぶ参加者
カーブミラー鶴岡市へ寄贈
JA鶴岡、JA庄内たがわ、JA共済連山形の3団体は11月22日、鶴岡市に21基のカーブミラーを寄贈した。
阿部昭裕参事と庄内たがわ五十嵐善昭常務が、目録とレプリカを市長へ手渡した。
皆川治市長は「各地区から更新要望もあるため、ありがたく思う。有効に活用して交通事故防止に役立てたい」と述べた。
また、JA共済の地域貢献活動を説明。交通安全などさまざまな取り組みも伝えた。
カーブミラーは、交通事故防止に役立ててもらおうと昭和48年から毎年寄贈し延べ1389基となる。
皆川治市長(中央)へカーブミラーを手渡した阿部参事(左)と庄内たがわ五十嵐常務(右)
日々の介護を楽に!介護教室を開く
JA鶴岡福祉課は23日、鶴岡市の大泉支所で日々の介護に役立ててもらおうと、介護教室を開き9人が参加した。
ベッドから車いす・ポータブルトイレへの移動や着替えの介助、おむつ交換などを職員が講師となり説明。参加者は実際に試しながら介護のコツを教わった。参加者が日頃、介護で困っている事を相談しアドバイスも受けた。また、いろいろな介護用品が状況に合わせ介護をする人の負担を減らす事も伝えた。
参加者は「いろいろと知らないことを聞け教えてもらい、ありがたかった」と話した。
同課の職員は「各家庭で介護に必要な知識や用具も変わってくる。困った事があればぜひ相談してもらいたい」と話す。
ベッドからの移動の実演を見てコツを学ぶ参加者