豊穣祈願祭と現地研修会を開催
JA鶴岡は5月15日、鶴岡市の金峯神社(きんぼうじんじゃ)で豊穣祈願祭をした。伊藤淳専務をはじめ、営農指導員など27人が参列し、神事で今年の豊作や農作業の安全を祈願した。
伊藤専務は「厳しい農業情勢だが、農産物の豊作を願って、生産者の生産物を消費者に一つでも多く届けられるよう役職員一同がんばろう」と呼び掛けた。
神事に続いて、営農指導員による情報交換会と現地研修会を開き、管内4箇所の圃場(ほじょう)を巡回。サヤインゲンやミニトマト、枝豆の各品種の特徴や栽培方法、水稲の密苗栽培、県産米新品種「雪若丸」の直種(ちょくは)栽培の利点と欠点などについて確認した。
今年の豊作や農作業安全を祈願するJA役職員
つる有りサヤインゲンの栽培方法を確認する営農指導員
湯田川孟宗収穫体験に県内各地から39人が参加
湯田川孟宗(もうそう)竹林保全管理組合とJA鶴岡湯田川孟宗部会は5月14日、鶴岡市湯田川地区で湯田川孟宗収穫体験を開き、米沢市をはじめ、県内各地から39人が参加した。
同イベントは一般市民を対象に、湯田川孟宗のPRと農業に対する関心と理解を深めてもらうおうと、JA鶴岡大泉支所も協力して毎年開催している。
青空が広がり、強い日差しでやや汗ばむ気温の中、参加者は4班に分かれ、各竹林で生産者に収穫方法を教わりながら孟宗収穫に挑戦。親子での参加も多く、子どもたちは狙いを定めた孟宗を時間をかけて丁寧に掘り出していた。
川西町から家族で参加した、平田創士君(6)は「孟宗の根がとても固くて掘るのが大変だったけど、楽しかった」と笑顔で話した。
収穫後は、地元のお母さんたちが作った朝採りの湯田川孟宗を使った孟宗汁や孟宗ご飯が振る舞われ、旬の味覚に舌包みを打っていた。
湯田川孟宗竹林保全管理組合の石井邦也組合長は「今年は孟宗が不作で心配したが、無事イベントを開催することができた。子どもたちが楽しんで掘っている姿を見ることができて良かった」と話した。
真剣な表情で孟宗を掘る参加者
大きな孟宗が掘れました
朝掘りの孟宗汁と孟宗ご飯に舌包み
産直館白山店が春の賑わい
産直館白山店は、春の味覚の孟宗や野菜苗などを買い求める市民らで賑わいを見せている。ゴールデンウィーク中には、1万3000人を越える市民が訪れた。
特に地元の特産の孟宗が人気で、開店前から100人近くの市民が並び、開店と同時に売り切れる日もあった。
今週末には孟宗イベントを開催する予定で、13日(土)は黄金産、14日(日)は湯田川産の朝採り孟宗を使った孟宗汁を1杯100円で販売する。
店舗の隣には4月27日より野菜苗特設売場が設置され、管内の組合員が出荷するナス・トマト・ピーマンなどの定番品目を中心に、約105種類の野菜苗を取り揃えている。
産直課の瀧本啓課長は「ほとんどの苗が地元生産者により毎朝出荷されており、輸送による傷みもなく、育ちも良いと例年好評をいただいている。当苗売り場は、民田ナスやカラトリなどの在来野菜の苗も販売しているのが魅力である」と話した。
野菜苗の特設売場は5月末まで営業する。営業時間は午前9時から午後5時30分まで。
春の味覚の孟宗が人気を集めた
約105種類の苗を販売する野菜苗特設売場
開店前から大勢の市民が並んだ
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春の特別金利キャンペーンのお知らせ
JA青年部が初めて制作した「菜の花迷路」を公開
JA鶴岡青年部大泉支部は5月3日から6日まで、鶴岡市矢馳のの転作田に初めて制作した、菜の花畑の迷路を一般公開した。1日にはオープニングセレモニーを開き、招かれた大泉保育園の園児約40人が、出迎えた青年部員らと迷路を楽しんだ。
同支部では、地域の子ども達に自然と触れ合う遊び場を提供したいと、2年前から菜の花迷路の制作を計画。昨年は菜種の生育不良で公開できなかったが、エダマメを栽培している部員所有の転作田0.3㌶に、昨年9月に菜種3㌔をまき、念入りな管理により菜の花は約1㍍にまで成長。部員が刈払機などで通路部分を刈り取って仕上げた。
訪れた園児たちは、一面に広がる菜の花に目を輝かせ、「黄色のお花がきれい」「ここ行き止まりだ」と歓声を上げながら、ゴールを目指し競うように迷路を駆け回った。
何度もゴールした酒井珀翔(はくと)君(5)は「迷路は難しかったけど皆でゴールして、とても楽しかった」と笑顔を見せた。
前支部長の福島直久さんは「農業や地域の人と触れ合う場を作りたくて制作した。子ども達が喜んでくれて嬉しい」と話した。
菜の花畑の迷路を駆け抜ける園児たち
菜の花迷路を制作した青年部員たち
黄金産孟宗の集荷はじまる
黄金産孟宗の集荷が4月28日より金谷選果場で始まり、初日は290.8㌔が運び込まれ、地場市場を中心に出荷された。
同日行われた目揃会には生産者40人が参加し、JA職員より出荷規格や集荷方法についての説明を受けた。
旧黄金村名産の黄金産孟宗はその昔、金峯神社の社殿を造る際に京都から下ってきた宮大工が京都の竹株を持ち込み、これを庄内平野の一角、金峯山の麓に植えたのがはじまりと言われている。黄金地区は西側を金峯山によって遮られているため、西風と西日があたらなく適度の湿り気があり、土が乾くのを嫌う孟宗には好条件の環境で育つ。
同選果場での集荷は5月いっぱい行われる予定で、今年度は49㌧の集荷量を目指す。
出荷の時を待つ黄金産孟宗
三瀬孟宗の集荷と直売が始まる
鶴岡市三瀬にある集荷場で2日、特産のタケノコ「三瀬孟宗(もうそう)」の集荷と直売が始まった。
管内では14人が生産。2016年度は約3.9㌧を出荷し、17年度は昨年度実績超えを目指す。
三瀬地区は八森山など多くの山林地帯を要し、品質が良い孟宗が採れる孟宗産地。2014年までは上郷産孟宗と一緒に出荷していたが、以前はあった三瀬独自のブランドを復活させたいとの思いで、生産者が3年かけて荒廃していた竹林を整備。2015年に「三瀬孟宗」を復活させた。毎年少しずつ生産者が増えている。
初日は午前6時前から生産者が約80㌔孟宗を持ち込み、規格ごとに仕分けし、集荷場に並べた。朝早くから新鮮な孟宗を求めて地元住民が大勢訪れた。
同日、三瀬孟宗生産出荷組合は目揃い会を開き、出荷規格や出荷方法を確認。
齋藤吉蔵組合長は「私たちは地元の方に三瀬孟宗を食べていただくことを大事にしている。そこからファンを増やし、今後は新規市場も開拓していきたい」と話した。
三瀬孟宗は主に地元市場へ出荷され、出荷日には集荷場での直売も行う。直売は午前6時からで今月25日まで営業する予定。価格は1㌔あたり600円。
21日には、三瀬八森山レクリエーション広場を会場に、第46回三瀬八森山孟宗まつりが開かれる予定で、三瀬孟宗を使った孟宗汁や孟宗ごはんなどを楽しむことができる。
孟宗集荷・直売予定日:5月2日(火)、5日(金)、8日(月)、10日(水)、12(金)、14日(日)、16日(火)、18日(木)、23日(火)、25日(木)
新鮮な孟宗を買い求める地域住民
齋藤組合長(右)と出荷規格を確認する生産者
三瀬孟宗をPRする生産者
だだちゃ豆専門部役員総会を開く
JA鶴岡だだちゃ豆専門部は4月27日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で役員総会を開いた。生産者、役職員を含め27人が参加した。
2016年度事業報告や17年度の事業計画、予算案などが承認されたほか、役員改選が行われ、専門部長に加賀山雄さん(栄)、副専門部長に斎藤健二さん(大山)、本間孝さん(京田)が選出された。
17年度は、専門部員234人で270㌶の作付を予定。「だだちゃ豆」の食味の高位安定へ取り組み、食味分析の実施や地元の肉骨粉を使用した肥料試験を行う。また、排水対策の徹底や土壌分析の実施による安定生産体制を構築し、8億8千万円の販売を目指す。
今後の方針を説明し、食味の高位安定と安定販売を目指す
鶴岡市認定農業者会議大山支部総会を開催
鶴岡市認定農業者会議大山支部は4月19日、総会を大山支所で開き、会員19人が参加した。
はじめに木村慎治支部長があいさつを行い、2017年度は米の直接支払交付金の支払いが最後の年となるが、18年秋に本格販売を開始する県産のブランド米新品種「雪若丸」への期待を述べた。
鶴岡市認定農業者会議大山支部は、農業経営の改善を推進し安定した農業の振興を図ることを目的として活動しており、地区の農用地利用調整委員会等と連携し、農業情勢や法人化等の学習会・研修会を毎年開催している。会員は現在79人。
議事では、16年度の事業報告や17年度の事業計画が上程され、原案通りに承認された。
また、18年度の「第21回全国農業担い手」が山形県を会場に開催されることが報告され、会員の協力を求めた。このサミットは、認定農業者などが互いにや交流を通じて経営改善、地域農業の発展につなげるのが目的で行われる。
挨拶する木村慎治支部長
総会の様子
大山支所年金友の会が総会を開く
JA鶴岡大山支所年金友の会は4月18日、大山支所を会場に総会を開き、会員数188人中45人が参加。
協議では、2016年度の事業報告としてJA鶴岡年金友の会の交流の場となっているゲートボール交流大会やワナゲ交流会への参加や、研修旅行として東京で宝塚の公演を観劇したことなどを報告。17年度の事業計画などについては原案通り承認された。
総会に先立って行われた研修では、当JAの伊藤淳代表理事専務が「JA改革に対する今後の対応について」というテーマで講演を行い、今後ともJA鶴岡の各事業への一層の協力を求めた。
協議の様子