JA鶴岡上郷支所 女性総代が初の研修会
JA鶴岡上郷支所では、1月22日に支所管内の女性総代を対象とした研修会を同地区の旅館「坂本屋」で初開催し、JA鶴岡各事業の概要と総代会資料の読み方を10人が学習しました。
いずれも総合企画課の職員が講師をつとめ、営農販売から購買、金融、教育文化活動など総合事業の概要について活動現場の様子を映像やスライドで説明を受けた他、実際の総代会資料をテキストにして読み方のポイントを学びました。参加者からは「正組合員と准組合員の違いをあらためて教えてほしい」「福祉施設の利用状況はどのくらいか」などの質問が出された他、「中山間地域に向けた対策を強化してほしい」「鶴岡へ移住をして農業を始めたいという人を受け入れる体制をJAが整えられないか」などといった意見や要望も多数出され、活発な意見交換が行われていました。
参加した女性総代は「あらためてJA事業の幅広さや奥深さを知ることができた」「基本的なポイントを教わり今後の役に立ちそう」などと感想を話していました。
主催した上郷支所の工藤譲(ゆずる)支所長は「今後ますます女性の総代からJAに参画してもらいたいというねらいで開催した。来年開催の総代会には一段階高い視点で参加してもらえると思うので楽しみ」と感触を話していました。
上郷支所では来年度以降も女性総代向けの研修会を続ける意向です。
研修会の様子。
熱心に学習する女性総代ら。
稲作総合実績検討会を開催
鶴岡地域良質米推進協議会(会長JA鶴岡本間孝組合長)は1月19日、平成27年度稲作総合成績検討会を振興センターで開きました。
検討会には生産者や関係職員50人が出席し、最新の米穀販売情勢や27年産米の作柄概況、管内各地区に設置された展示圃の総括、Qoi剤耐性いもち病菌への対策、28年産米の防除体系、無農薬栽培つや姫などが協議されました。
平成27年産米は、庄内作況が103となった中、台風15号や8月下旬から9月上旬の少照低温の影響を受け、収量面では品種間や地域間でばらつきがあったものの、主要品種の一等米比率が98%を超え、食味の指標となるタンパク値が昨年を下回る良好な結果となったことが確認されました。
また営農指導員より、無農薬有機栽培の課題や改善策、28年度の栽培方針が示され、協議会は売れる米づくりに向けた取り組みの更なる強化をすすめることとなりました。
気象経過と栽培過程から作柄要因を総括。
産直館職員全体研修会を開催
当JA農産物直売所の産直館に従事する職員が、お客様に信用ある店づくりをめざした「スタッフ一日研修会」を、1月20日実施しました。
研修会に先立ち、菅原産直課長が300名を超える生産会員の28年度生産登録状況や、3店舗の進捗状況などを報告、研修では昨年4月に施行された「食品表示法」による新たな食品表示基準に基づく食品表示について庄内保健所の職員よりご講義いただき、また市内の包材メーカーからはラッピングのご指導をいただきました。
産直館白山店の瀧本店長は「より安心と満足をお客様にご提供できるよう、今後もしっかりと学習を続けてまいります」と話しました。
産直館では、今後も休業日を利用したスタッフ全員研修会を行い、地域に親しまれる安心な店舗運営をすすめてまいります。
正しい食品表示を確認。
きれいなラッピングを学ぶ。
第3回若手農業者研修・交流会の開催について
今年度第3回目となる『若手農業者研修・交流会』を以下のように開催します。
今回は奥田政行シェフを招き、『イル・ケッチァーノ』『アル・ケッチァーノ』を貸切にしての開催です。テーマは「若手が夢と希望を持てる農業を!!」。管内の若手農家のみなさん、ぜひお気軽にお申込みください。
【日時】1月28日(木)
・デモンストレーション『イル・ケッチァーノ』(18:00~)
・講話会『イル・ケッチァーノ』(18:30~)
・交流会『アル・ケッチァーノ』(19:30~)
【対象】JA鶴岡管内の概ね40歳くらいまでの農業者
【会費】3,000円(交流会費を含みます)
【申込】JA鶴岡総合企画課(井上)℡0235-23-5090
またはメール t-inoue@ja-tsuruoka.or.jp
詳細についてもお気軽にお問合せください。
不動産センター年末年始休業のお知らせ
日頃よりJA鶴岡不動産センターをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
別紙の通り、年末年始休業とさせていただきますので、ご理解・ご協力いただきますようお願い致します。
若手農業者研修会を開催
今年度2回目となる「若手農業者研修会」が12月10日に本所ホールで開かれ、管内の若手農業者と役職員30人が参加しました。
この日は日本農業新聞の東北支所長・福本卓郎氏を講師に招き、「TPP大筋合意について」と題した講演会が企画され、このほど大筋合意に至ったTPP交渉の中で、主に農産物分野についての合意内容や今後の影響について説明され、今後懸念される事態として、交渉前に重要5品目の聖域を確保するなどとした国会決議との整合性が今後十分に検証されない可能性があること、参院選で焦点化を避け批准が先延ばしされるのではないかということ、TPPを機に新自由主義的な農業政策に転換される危険性があることなどを指摘しました。
今回の取り組みは、管内の若手農業者の学習・交流を目的としてJAが今年度計4回の開催を予定しており、この日は2回目の開催。
報道面からTPPを学ぶ
女性フェスティバル「美味しいつるおか菜発見」を開催
JA鶴岡女性部は12月6日、女性フェスティバル「美味しいつるおか菜発見」を鶴岡市農村センターで開き、女性部員など260人が参加しました。
講演「『よみがえりのレシピ』・『在来作物で味覚のレッスン』に見る『山形の魅力ある食文化と食材の力』~健康は地方創生の礎~」では、協同組合山形給食センターメディカル事業部やまがた栄養サポートセンター室室長の岡田まさえさんが、食の大切さやドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ』『在来作物で味覚のレッスン』の制作を通して感じた、山形の食の力と食文化の魅力について話しました。
昼食では、今年で4年目となる女性部員手作りの『美味しいつるおか100歳弁当』が振る舞われ、参加者達は鶴岡の食材を使った彩りと栄養バランスの良い料理に舌鼓を打っていました。
また会場には、部員達が創作した絵画や手芸品、支部活動紹介パネル等が展示されたほか、収益が関東・東北豪雨義援金に充てられるバザーや部員手作りの加工品の販売会も行われました。
さらにグループ発表では、大正琴・踊り・民謡など日頃の練習の成果が披露され、会場からは大きな拍手が贈られていました。
岡田まさえさんの講演
女性部員が日頃の練習の成果を披露
鶴岡100歳弁当
JA鶴岡福祉施設に新米を贈呈
新米を食べてもらい高齢者を元気づけようと、本間孝組合長と伊藤淳専務はこのほど当JAの『げんき館デイサービスセンター』『ショートステイ愛あい館』をそれぞれ訪れ、今年収穫した自家用米「つや姫」を贈呈しました。
施設利用者はお米を受け取ると顔をほころばせ、「ありがたい。食べるのが楽しみ」と話していました。本間組合長は「今年は美味しい米ができました。いっぱい食べて元気をつけてください」などと話しながら、職員や利用者と交流を図っていました。
このお米は、おにぎりとなり各施設で提供されています。
真っ白でつやつやの新米
新米つや姫に利用者からも笑みがこぼれた
JA山形県庄内青年大会で今野聡さんが最優秀賞
青年部盟友が発表する「青年の主張」などを審査するJA山形県庄内青年大会が11月22日にJAあまるめ生活センターホールで開かれ、当JA青年部代表の今野聡さん(大山支部)がみごと最優秀賞を受賞しました。
大会では庄内より集まった5人の盟友が、それぞれの農業経営や日本農業、JA青年部活動などへの思いを発表。
今野さんは「農業をするのに“理由”はいらない」をテーマに「農業をただ楽しめばいい」という結論に至った持論を展開。脱サラして就農を決意した7年前から現在までの思いや葛藤、農業へのやりがいなどを力強く主張しました。
今後は12月6日に山形県JAビル(山形市)で開かれるJA山形県青年大会で、東北・北海道ブロック大会進出に向けて庄内地区を代表して発表します。
今野さんの力強い発表
応援に駆け付けた盟友
JA山形県大会に当JA役職員が参加
JAグループ山形が主催するJA山形県大会が11月17日に山形テルサで開かれ、県内各JAより約750人が出席、当JAからは組合長をはじめ役職員29人が参加しました。
JA山形中央会の長澤豊会長は「TPPの大筋合意で生産現場には不安が広がり怒りを覚える。国会決議と合意内容の整合性検証など、山形県の農業を次世代に引き継ぐためにも、一致団結して取り組もう」と挨拶しました。
大会では「創造的自己改革への挑戦」がスローガンに設定され、本県の重点実施事項として「①農業者の所得増大、②農業生産の拡大の実現、③地域の活性化への貢献、④参加・参画による運営と自主・自立による経営の確立」などを目指した今後3年間の運動方針を決定しました。特に「水田フル活用による最低水稲生産力40万トン維持」と「担い手の経営をサポートするための、地域・担い手サポートセンターの整備と支援体制強化」を重点的に行っていくとしました。
さらに、TPP交渉をめぐる特別決議では、国会決議との整合性の検証などを引き続き求めていくことが採択されました。
この大会は3年に一度開かれ、今回が27回目です。
あいさつをするJA山形中央会長澤豊会長