園芸品目現地研修会を開催
JA鶴岡は10月28日、新たな園芸品目に取り組む方を対象に園芸品目現地研修会を開き、生産者や関係者34人が参加し、JAが推進するサヤインゲンの圃場(ほじょう)と作業場を見学した。
サヤインゲンの栽培は水稲育苗ハウスや空きハウスを活用できる他、園芸品目に取り組んだことがない方でも比較的取り組み易い。2022年度より鶴岡市の重点品目となり、産地交付金単価の増額や施設栽培への面積拡大加算に該当する。JAでは、栽培面積などの条件により初期投資の軽減などの支援を独自で実施している。
研修会では、さやいんげん専門部の柴田晃専門部長の圃場を見学。柴田専門部長は「鶴岡産は需要があり、収入も安定している。この研修会を機に是非チャレンジしてほしい」と話した。
園芸指導係が、出荷規格や市の助成内容について説明した。参加者からはさまざまな質問があがった。
組合員交流ゴルフコンペ開催
JA鶴岡は10月27日、鶴岡市の湯の浜カントリークラブで3年ぶりに組合員交流ゴルフコンペを開催し、組合員・JA役職員ら86人が参加した。
秋晴れのすがすがしい中、18ホールで熱戦が繰り広げられ、北支所の若生達之さん(豊田)が優勝した。
新型コロナ感染症対策のため、表彰式は行わず、後日個別に賞品を届けた。
この大会は、JAと組合員、また組合員相互の親睦交流を深めることを目的として開催され、 今年度で22回目。
園児とサツマイモ収穫 青年部北支部
JA鶴岡青年部北支部は10月24日、鶴岡市播磨で栄保育園の園児26人とサツマイモ「べにはるか」を収穫した。
子どもたちに作物を育てる楽しさを知ってもらいたいと、6月に同園の園児らと一緒に苗を定植し、日々の管理は青年部員が行ってきた。
はじめに青年部員がスコップで土を掘り起こし、園児が収穫しやすいように準備。青年部員が収穫のやり方を教えると、園児らは一斉に大きな芋がどこにあるか競い合うように探し、土の中から丁寧に掘り起こした。
収穫を体験した園児は「サツマイモをたくさん見つけて掘ることができた。とても楽しかった」と笑顔で話した。
収穫したサツマイモは、園児らが家に持ち帰り、各家庭で味わってもらう他、園のおやつとして提供される。
園児とサツマイモ掘りを楽しむ青年部員
一生懸命、サツマイモを収穫する児童
秋のビックフェア2022を開催!
JA鶴岡は10月22日、鶴岡市白山のJAすまいるプラザ・中央センター周辺で秋のビックフェア2022を開き、225戸の組合員家族が訪れた。
大泉支所を利用した家電・生活品コーナーでは暖房機や4K対応テレビといった家電製品、ガス器具、寝具などの商品を展示した。中央センターではトラクターや田植え機、コンバイン、管理機などの農機や、新車・中古自動車を多数展示。職員やメーカー担当者は来場者へフェア限定特価であることや、商品の優れた機能などをPRした。
そのほかJASS-PORT店のみ当日限定で、JA鶴岡合併50周年を記念して軽油の特別価格や、ガソリン給油の方に特別プレゼント企画を実施して、フェアを盛り上げた。
「冷凍殿様のだだちゃ豆」自販機好調!
鶴岡市白山のJA直売所「もんとあ~る白山店」入口前に今年8月に設置した「冷凍殿様のだだちゃ豆自販機」が注目を集めている。人気品種の「白山」「尾浦」などを取り揃え、直売所の営業時間外でも購入できることなどが好評だ。
エダマメ専用の自販機は全国でも珍しい。県外や市外からの観光客が増える週末は、手土産用に複数買い求める姿も目立ち、売上高は平日の3倍。特に人気なのが「白山」で、販売全体の7割以上を占める。
JA産直課の鈴木大亮係長は「鶴岡市といえば「だだちゃ豆」というイメージは定着している。ここに来れば一年中だだちゃ豆があることをもっとPRして消費拡大に努めたい」としたうえで「新商品開発など、利用者を飽きさせない仕組みも課題」と話した。
同課では自販機全面に施したラッピングと呼ばれる装飾を10月にリニューアルし、さらに目立つようにした。「冷凍殿様のだだちゃ豆」はいずれも1個400㌘入り800円(税込み)。
庄内柿目揃い会
JA鶴岡庄内柿専門部は10月14日、秋の味覚「庄内柿」の収穫が本格化するのを前に、出荷規格などを確認しようと鶴岡市のJA金谷選果場と北部集出荷場で脱渋柿の目揃い会を開いた。合わせて約30人の生産者が参加した。
JA園芸指導係がサンプルを提示し、生産者は各等級の着色や形、傷の程度などを確認した。今年は昨年に比べ天候による被害も少なく、「刀根早生(とねわせ)」や「平核無(ひらたねなし)」など合わせて約120㌧の出荷を予定している。
「つるおか大産業まつり」3年ぶりに開催!
鶴岡市が主催する「つるおか大産業まつり2022」が10月15日・16日の2日間、鶴岡市の小真木原運動公園で3年ぶりに開かれた。開会式典に佐藤茂一組合長が出席し、皆川治市長や来賓とともにテープカットした。両日ともに晴天に恵まれ少し暑さも感じる中、合わせて29000人(主催者発表)が来場した。
市の基幹産業である農林水産業と商工業に関連する企業や組織・団体などが多数出店し、会場をにぎわせた。JA鶴岡からは営農に関する部署、青年部や女性部など9つの団体が出店した。
販売コーナーでは、JA青年部が焼きそば、女性部はだだちゃ豆ごはんやなめこ汁、田川そばの郷は手打ちそばなどを販売した。
展示コーナーには、管内農産物の紹介や地域貢献活動、新規就農者や農副連携の取り組みをパネルで紹介。展示されたパネルから出題した農業に関するクイズでは正解者に抽選でプレゼント。
その他、メロン・だだちゃ豆のアイスやきんつま焼き、たくさんの種類のパン、精肉や卵の販売など、さまざまなコーナーで来場した多くの市民と交流し農業や農産物を広くPRした。
田川焼畑赤かぶの目揃い会
JA鶴岡の田川焼畑赤かぶ専門班は10月10日、JA旧田川支店で同地区特産の赤カブ「田川焼畑赤かぶ」の目揃い会を開き、生産者8人が参加した。
同特産赤カブは、パリッとした食感で辛味があるのが特徴。主に地元の漬物業者に約4・5㌧の出荷を見込む。
JA園芸指導係が等階級などを説明し「規格を確認して1㌔でも多く高品質の出荷をお願いしたい」と呼び掛けた。生産者はサンプルを見ながら規格を念入りに確認した。
「田川焼畑赤かぶ」は伝統的自然農法で生産され、焼き畑農法にこだわり栽培している。出荷は11月上旬をピークに同月いっぱい続く見込み。
JAわんぱく杯2年ぶりキックオフ!
JAわんぱく杯(サッカースポーツ少年団庄内選手権大会)が10月1日、8日、2年ぶりに鶴岡市の小真木原東多目的広場で開かれた。1日に1回戦~準々決勝、8日に準決勝、決勝が行われた。
鶴岡・田川地区から17チームが参加し熱戦を展開。 秋晴れの下、決勝では「モンテディオ山形ジュニア庄内」と「鶴岡jr.FC」が対戦。両者一歩も譲らない攻防で0対0の接戦の末、PK戦にもつれこみ3対1で「モンテディオ山形ジュニア庄内」が見事優勝を収めた。
表彰式では、JA鶴岡の伊藤淳専務が入賞チームに優勝旗や優勝カップ、メダルを授与し、激励の言葉を述べた。
同大会は鶴岡市教育委員会などが主催。次世代を担う子どもたちの心身の健康づくり、スポーツの日常化と児童の健全育成を目指して、1994年から毎年開いている。子どもたちの食や農業へ関する理解を深めようと、食農教育活動の一環としてJAグループも協賛している。
「モンテディオ山形ジュニア庄内」の選手に優勝旗とカップを手渡す伊藤専務
「ただの豆じゃないだだちゃ豆だよ」ポップコーン期間限定販売!
JA鶴岡とお菓子作りの会社モントワール(本社東京)は、特産のエダマメ「だだちゃ豆」の風味を楽しめるポップコーン「ただの豆じゃないだだちゃ豆だよポップコーン」を共同で企画した。JA直売所「もんとあ~る」、スーパーヤマザワ、薬王堂、イオン東北などで9月26日から11月末まで期間限定で販売する。価格は1袋45㌘入りで120円(税込み)。
特産「だだちゃ豆」は独特の香りと甘みが特徴。ポップコーンの見た目は白色だが、クラッシュした豆を特殊技術でパウダーにして使用し風味豊かに仕上がった。
JA園芸特産課はJA鶴岡創立50周年を記念し、同特産品の付加価値創造とブランドのさらなる普及により、生産者所得の最大化につなげようと企画した。パッケージ表には「JA鶴岡殿様のだだちゃ豆パウダー使用」の文言、裏にはJA50周年ロゴが載っている。
同課の神尾勇弥課長は「ポップコーンをきっかけとして、「だだちゃ豆」が持つ魅力を生かした商品開発を広げていきたい」と話した。